”長尺塩ビシート”

長尺塩ビシートの施工には注意しなければならない事が多々あります。

その中でも特に注意しなければならない点をいくつか挙げますと、

まずシートは搬入時の荷姿としてはロール状で運ばれてきます。
その為シートを裁断して敷き込む時にどうしてもロール状のクセがついてしまっているので端部が反り返ってしまいます。なので仮敷きをして端部の反り返りぐせが取れるまで待ちます。
反りがあるまま施工してしまうと剥がれ等の不具合につながるため、しっかりと仮敷きの時間を取ります。

仮敷き後に接着剤を塗布するのですがこの接着剤塗布にも注意する点があります。
それは接着剤塗布後に必ずオープンタイムを取らなければならないという事です。

オープンタイムとは接着剤塗布後にシートの貼り付けが可能になるまで少し時間を置く事です。
オープンタイムを取らず接着剤を塗布後すぐに貼り付けてしまうと剥がれや膨れ等の不具合につながります。逆にオープンタイムを取り過ぎると接着剤が乾いてしまいシート貼り付けが出来なくなります。オープンタイムは気温、湿度等によって異なるので、正しく判断する必要があります。

この他にも色々な事に気を配って施工しなければなりませんので長尺塩ビシートの施工は実績、経験の豊富な専門の業者に施工して頂きましょう。